i-smartに入居して、1年(と少し)が過ぎました。
「光熱費が安い」と評判の一条工務店、はたしてどんな成績をおさめたのでしょうか?
太陽光パネルを搭載した我が家の、1年間の電気代と売電収入をまとめました!
我が家の太陽光(ソーラー)パネルについて
まず我が家のスペックはこちら。
総坪数:29坪
階層:2階建て 吹き抜けあり
太陽光パネル:9.7kW
電気プラン:東北電力 よりそう+シーズン&タイム
買取:余剰買取 売電価格26円/kWh(10kW未満)
家族構成:夫、妻(自分)、猫3匹
さらぽか仕様、5月~9月床冷房・9月~4月床暖房
総坪数が29坪のコンパクトハウスなので、ぎりぎりまで乗せても10kWには届きませんでした…。
カーポートなどはなく、完全に屋根部分だけの太陽光パネルになります。
地域は南東北で、屋根が埋まるほどの積雪は1月~2月にかけて数日あります。盆地なので冬寒く、夏は暑いです。
日当たりはお昼まではそれなりに当たりますが、以降は隣のお宅の陰になりがちです。
入居が2019年8月の為、2019年8月~2020年7月までの1年間のデータをまとめました。
年間の売電価格&光熱費公開!
こちらが電気代+売電額のグラフです↓

電気代平均 約11,500円
売電額平均 約20,000円
冬季以外は電気代を売電額が上回る結果となりました。
詳細なデータはこちら↓

年間売電収入は238,000円です。
日当たりばつぐん!とまでいかない我が家ですが、思ったより売れたな~という感じです。
2020年8月~10月まではこちらです↓


ちなみにスペックにもありますが、我が家は余剰売電です。
昼間発電した中から自家消費分が引かれ、残った電気を売った額になるので、売電額面以上に電気代がまかなわれています!
我が家の電気使用スタイル
主に電力を使用する家電
食洗機(大容量深型)
おおよそ毎晩1回使います。予約設定で22時以降に作動。
ドラム式洗濯乾燥機
2~3日に1回回します。乾燥までがっつり使っています。こちらも22時以降作動~6時仕上がりに設定。(長時間機内に入れておくとシワになるため)
エコキュート
2日に1回湯張り、2日目は追い炊きしています。沸かしてからしばらく入らず、2回目追い炊きという無駄の極みなこともしばしばやらかしています。大体22時以降なので深夜料金。
IHコンロ
18時~ほぼ毎日使用。たまに圧力鍋も使います。夕方料金になります。
炊飯器
3日に1回、18時~1時間ほど炊き上がりまで使用。夕方料金。
電子レンジ(オーブン)
毎日使います。オーブンは休日昼間、たまにお菓子作りに使用。およそピークタイム料金。
サブ冷凍庫 121L
2020年9月から導入していますが、電気料金を見ると誤差範囲でしたね。
その他、空気清浄機、加湿器、IoT猫トイレ、ホームベーカリーなども動かしています。
基本的には深夜料金になるように使用(したい)
我が家の電気料金は22時以降が深夜料金となり、安くなります。
食洗機や洗濯乾燥機はその時間に動かすように気を付けています。
しかし上記の通り、他の面で無駄に追い炊きをしたり、ガチガチに節電をしてるか?というと微妙なところです。
オーブンなども日中、しかもピークタイムに使用することもありますが、大体この値段で収まっています。
もう少し節約を意識すれば、電気代も下がるかも?

まずはムダ追い炊きは気を付けます…
結論として、太陽光パネルはあってよかったと思う
この記事を見てくださってる方の中には、太陽光パネルをどうしようか悩んでいる方もいるかと思います。
我が家の結論としては、あってよかったです。
太陽光パネル、おそらく金額的な「得は」しない
我が家の契約時点の売電単価は10kW未満で26円です。こちらは年々下がっており、2020年では21円になっています。
太陽光パネル代として税込総額260万円かかっているので、初年度年間平均235,000円となると売電価格10年保証期間に回収できるかどうかとなります。
もちろんこれは余剰売電の収入になるので、実際は日中使っている分の料金が浮いていますから、損とは言い切れません。
しかしおそらく経年劣化で発電量も落ちていくので、10年では回収できない可能性が高いです。
投資としての太陽光パネルの時代は終わっている、というのは間違いありません。
ならばなぜつけるのか?我が家ではすべて災害時の非常用電源のためという結論です。
我が家は現在猫3匹と暮らしていて、災害が起こった場合は「在宅避難」が第一の選択肢になります。
ペット可の避難所は多くなく、あったとしても居住空間が変わることは猫に多大なストレスを与えるからです。
そのためハザードマップを念入りに確認し、近くに河川や池・ダム、山のない、家が崩れなければ避難する必要がない場所に家を建てました。
となるとあとは、災害時に家でどれだけ過ごせるか、になります。ある程度の電気があれば、なんとかなると考えました。
今後は蓄電池の値下がりも期待されるので、タイミングを見て購入する予定です。



現在は大規模停電にならないことを祈るバクチ期間です…最近は蓄電池パッケージがあってうらやましい!
できればローン組み入れがおすすめ
一条工務店の夢発電の「夢トク」という、太陽光パネルだけのローンがあります。
こちらは売電収入をローンの返済に充てるシステムなので、月々のローン返済額を抑えることができます。
しかしこちらは金利面を考えると住宅ローンに比べて割高で、あまりお勧めしにくい内容です…。
住宅ローン控除の対象にもならないので、借り入れ額に余裕があれば、ローンに組み入れる方が良いでしょう。
月々の返済額は上がりますが、その分売電額をあてられます!
見た目はかっこいい!(個人の感想です)
一条工務店の太陽光パネルは屋根一体型です。これが周りからはとても評判がいいです!
他社だと屋根に乗せるタイプでだいぶ主張が激しくなりがちですが、一体型はもはやパネルであることも初見ではわからないようです。



わからなさすぎて、太陽光パネルを乗せませんか?の営業が来ます…(笑)
見た目もすっきり、コンパクトハウスでもそれなりの発電量に満足しています。
まとめ
建築当初は、正直あまり期待していなかった売電収入ですが、ひと月あたり
年間売電収入は合計238,000円になりました!
- 日中の電気使用分が浮くのは地味にうれしい
- 暑さ寒さのストレスなく、月1万円の光熱費は満足!
- 売電収入で「得する」のはちょっと難しい
- 一番は災害に備えること
我が家としては大満足な結果となりました。
引き続き、電気代・売電収入についてはモニタリングしてまとめていきます!